人的資本経営の考え方
リンクアンドモチベーショングループは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値向上につなげる「人的資本経営」を行っている。事業戦略と組織戦略を対等に捉え、人材力とエンゲージメントを高めるため、採用、育成、制度設計、風土づくりへの投資を積極的に行っている。人的資本ROIと社員1人当たりの売上総利益をKPIとして経営し、2023年12月期には人的資本ROIが48.4%に達し、社員1人当たりの売上総利益は前年比110.2%増の10,595千円となった。
当社グループの人的資本経営
グループは、ソフトウェア業界において、人がお客様に対して直接価値を届ける事業を行っている。創業以来、「社員のモチベーションこそが会社の成長エンジンである」として、人的資本が価値創造の源泉であると考えてきた。組織開発Division、個人開発Division、マッチングDivisionの3事業部門で、組織と個人をつなぐ機会を提供し、個人から選ばれる組織(モチベーションカンパニー)と組織から選ばれる個人(アイカンパニー)の創りを支援している。
人的資本経営の施策
人材力の向上―ストレッチクラウド―
個人の役割期待に対するパフォーマンスを多面評価を通して診断し、課題を特定。個人の成長(変革)プランを設計し、人材力向上のサイクルを回している。
エンゲージメントの向上―モチベーションクラウド―
社員の企業に対する共感度合い「エンゲージメント」を診断し、課題を特定。組織の改善(変革)プランを設計し、エンゲージメント向上のサイクルを回している。
採用・育成・制度・風土への具体的な投資
採用
当社グループは、採用を重視しており、求める能力を持つ人材を獲得するために、毎年投資を重ねてきた。新卒採用者数は108名、採用社員の質は10.0を超える10.1となった。また、応募者のエンゲージメントを定量的に診断し、理念戦略が強みに位置する法人において、応募者の入社先企業に対する「理念」への期待度・満足度が共に高い状態となっている。
育成
個人開発Divisionは、自立的な人材の育成に注力しており、アイカンパニー(自分株式会社)の経営者としての考え方を大切にしている。LMカレッジを通じて、社会人に求められるスキル全般について、周囲からの期待を踏まえながら能力を鍛える機会を提供している。また、2021年より新たなプログラムを実施し、会社として成長を加速させるタイミングだからこそ、会社の拡大成長を支える人材の輩出に注力している。
制度
人事制度は、会社からの期待や成長の方向性を社員に示すための重要な役割を担っている。3カ月を1年と捉える独自の時間観で目標を設定し、世の中の4倍のスピードで成長するように期待を込めて、業績管理、目標設定、人事評価、昇降格、賞与の支給など、組織運営上の区切りを3カ月単位にそろえている。また、個人評価点平均9.7と高い水準を維持している。
風土
コミュニケーションは組織の血流であると考えており、組織の上下(階層間)や左右(機能間)をつなぎ、組織としての「統合」や「相互理解」を行うことが重要であると考えている。グループ総会、WEB社内報、DNA BOOKなど、多岐にわたるコミュニケーション施策を通じて、組織の強度を高めている。